もう一度金沢
11月にちょっと休みがとれるので旅行を考えている。
とはいえ、2泊程度で。そんなおおげさなものじゃないんだけど。
金沢行こうかな。
以前勤めていた会社を辞めて、その後、ああ卒業旅行も行ってないし
時間もあるしなあ、そうだ、旅行に行こうっと。
と、金沢に行ったのも、なんともう、18年ほど前のこと。
初めての一人旅。
ビジネスホテルを予約し、L特急に乗り、金沢に向かっていた。
近くの席(ボックスシート)のメンバーが不思議だった。
坊主頭にジャージ、いや、スウェットの上下の男の人たち。三人くらいかな?
この人たちと絶対友達ではなさそうな、スーツの男の人二人。
スウェットの人たちも寛いでいて、「これ、出張扱いなんですかあ?」と
スーツの人に質問。「んーまあ、そうだな。」
この人たち、みんなまとめてトイレに行ったり、動くとジャラジャラ音がしたり。
なんと、護送だったんですよね。
ジャラジャラは手錠の音だった。
今、あんな護送はないんだろうなあ・・・
のんびり、小さな美術館を捜して歩いた。
バスに乗っていたら、前の席のおばあさんがボタンを押す前に
別の人が先に押したようだった。
「あら、ひとさまに押していただいた。」
おばあさんが小さくつぶやいていた。
そんなちょっとした瞬間がなぜか深く刻まれて、昨日のことのように
思い出せる。
文楽を見た。
お茶道具の美術館を見た。
泉鏡花についての展示を見た記憶もある。
もう一度、行こうかな。
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